消えゆく鉄道'03 その1

水島臨海鉄道

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さて、岡山に入ると倉敷までは立派なバイパスだ。倉敷市内でフィルムを買い、いざ水島を目指す。

水島は三菱自動車の街だ。走ってる車も三菱車が多いわけだが、こういうところに他メーカーの車で来るとちょっと気後れする。
それはともかく、ここ水島臨海鉄道に来た理由は、キハ20が国鉄色に戻って運用に入っているという話を聞いたからだ。
雨足はどんどん強くなってくるが、とりあえず列車を待つ。

しかし来るのは、新型車両ばかりだ。いつぞやの鹿島鉄道を思い出す。

 MRT300型




日中の列車はみなワンマンのようなので、キハ20は走らないだろう。ならば、三菱自工前のむこうにある車庫にいってみよう。
留置線に停まっているのは、とても美しく塗装されたキハ20たちだった。国鉄色だけでなく、水島色もある。とても大事にされている様子だ。

 キハ20   非常に美しい状態 



そして奥の方には、キハ10も留置されている。さすがにこれはくたびれているが、15年前の修学旅行で訪れた時と同じ雰囲気のままだった。

 あれも貴重なんだがなぁ



夕方になれば、増客対応でこれらが走るかと思い粘ってみた。時刻表からワンマンの字が無くなる、16時過ぎである。

しかし、結局来るのはみんな新型車だった。
残念だが時間だ。広島へ向かうことにしよう。



広島市は、終戦記念日前夜と言うことで、テレビ各社が取材に来ているようだ。ついでなので、平和祈念公園に立ち寄っていく事にする。中継のライトアップが とても美しい。不謹慎かもしれないが、原爆ドームも明るく照らされてとてもきれいだった。問題の千羽鶴も、厳重な警備とテレビの取材で囲まれていた。

 平和を祈る夜

ここまで来れば、目的地の可部線まであと少しだ。夜の山道を走って、宿営地とする加計に到着。コンビニで食料を買い、少し広島方に戻って、水内駅にて寝る こととした。


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