消えゆく鉄道'05 その1

のと鉄道 能登線

<< 6

8 >>

  

雨も本格的になってきた。撮影も厳しいものがあるが、日が暮れるまではがんばらねばならない。
とりあえず何も食べてないので、何か食ってからにしようと思ったが、近隣にはコンビニすらないようだ。
いったん穴水に行くか、それとも戻って宇出津に行くか・・・選択に悩んだが、今後の行程を考え、宇出津方面に戻ることにした。
途中温泉で遅い昼飯を取っている頃には、雨も激しくなっていて、撮影はあきらめムードだった。それでもとにかく撮影地に向かうことにする。さっきも来た矢 波駅だ。
駅の近くに漁港がある。そこから海を挟んで駅を望むことができる。手前には漁船が並べられている。ロケーション的には最高なのだが、如何せん雨が・・・

と思っていると、雨が小降りになった。ちょうど列車のくる時間も近づいた。車から降り、防波堤の上に立つ。

すると、なんと目の前に大きな虹が。背後からは光が差してきた。

まさに奇跡としか言いようがない。とっさに太陽を見る。周りの雲の様子を見ると、5分程度で再び雲に隠れてしまいそうだ。早く列車来い、そう一心に祈っ た。

遠くに列車が見えた。虹の向こうを走っている。なんという感動的な光景だろうか。夢中でシャッターを切った。






 虹と 漁船と列車





列車は駅に止まり、再び走っていった。乗客たちも虹を見つけて感動しているのが見えた。


<< 6

8 >>

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送