消えゆく鉄道'05 その3

富山港線

<< 11

表紙 >>

 12 

我々は大広田駅にやってきた。この隣、東岩瀬駅との駅間は、わずか450m。
JRでもっとも短い駅間距離だ。
実際にホームに立ってみると、隣の駅で乗客が乗り降りしてるのが見えるほどだ。
今回は鉄道日本一に二つも触れてしまった。



 東岩瀬はすぐそこ   逆に大広田を望む





さて、ここで列車を待っている間、駅前道路のカーブに気がついた。
どうやらこれは廃線跡らしい。

 大広田駅

ちょっとたどってみた。あまり期待したような痕跡は見あたらなかったが、
ここが丁度富山港の埠頭へ向かう玄関口だったようである。
他にもほとんどの駅で貨物線が分岐していたようだ。臨港線の性格をよく表している。
しかしいつものごとく下調べをそんなにしてないので、そういうことを知るのは、
たいがい帰ってからである。

 遊歩道が線路跡




さて、17時も近く、日もだいぶ傾いてきた。
475系も夕方のおつとめに入ってきたが、ISO100を入れてしまったので、もうこの辺が撮影の限界だ。
沿線で唯一田んぼが開けている土地に行き、撮影。

 再び登場


そして最後に、富山口の近く、赤江川を渡る鉄橋で撮影。
LRT化の際は、この赤江川橋梁の下り方すぐの市道から現富山港線に乗り入れる。
つまりこの鉄橋より富山方は、廃線となるわけだ。

 赤江川


気持ちのよい5月の夕暮れを駆け抜けていくキハ120を見送り、今回の取材は終了した。
福鉄も富山港線も、いままでごく近くまでは何回か訪れているくせに、立ち寄るのは今回が初めてだった。どちらもよいシーナリーをこの時代までよく残してい る。その時に立ち寄ればよかったとも思うが、その時はその時で他を訪れる予定で時間が割けなかったのだから仕方がない。とりあえず、この貴重な風景が無く なってしまう前に堪能することが出来たので、ヨシとしよう。

06.3.25


<< 11

表紙 >>

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送