消えゆく鉄道'06 その2

熊本電鉄

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これで全部の駅を回ることができた。この後は今夜の目的地である湯布院を睨みながら、廃線跡を眺めて進むことにした。
一気に御代志まで行き、国道の右手に見える線路跡をたどってみた。まずは御代志駅から様子を探りつつ、車で跡を追う。

 御代志から北を望む    大池駅付近の路盤

調査中にY君のPCでホームページから情報を得ようとしたが、残念ながら通信速度が遅くエラーになってしまう。よってわかる範囲での探索となった。途中鉄 橋や細長 い空き地を確認し、泗水駅の跡地では祭りが行われていたりしたのがわかったが、ここから先、一旦線路跡を見失う。そしてそのまま菊池市街に到着してしまっ た。

 辻久保駅跡付近   塩浸川の鉄橋


 合志川鉄橋は遊歩道に  

終点菊池駅跡の情報は全くなく、これはもう見つからないだろうかと思った矢先、写真で見た「きくちプラザ」を発見。車を停め、建物の裏手を探索してみた。 今一確証がもてなかったのだが、すこし歩いてみたら、埋もれた踏切の痕跡を発見。レールもわずかながら残っている。少々感動した。

 菊池プラザ   残ったレール

その後車で周辺をぐるっと回ったが、それ以上の発見はなかった。我々は九州での取材を完了し、はるか1000キロ以上離れた自宅へ向けて帰路に就いたの だった。
九州旅行はこうして幕を閉じたが、久々の長距離行なうえに、せっかくだからと盛りだくさんな内容にしたため、印象深い旅となった。そして訪れたどちらの鉄 道も、のんびりとした情景にあふれていた。すなわち旅客が少ないということは鉄道会社にしてみれば喜ばしいことではないが、廃止の決まった宮地岳線は兎も 角、熊本鉄道はLRT化も検討しているという。どんな形であれ、鉄道として残ってほしいと思う。

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