消えゆく鉄道'95 その2

函館本線

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さて、列車の通過を待って、ダッシュで車に戻る。いまから「追っかけ」だ。車は国道の路肩に止めてあるので、すぐに本線復帰し、C62の煙の残り香を追いかける。列車は小沢駅で少々停車するので、この駅を出たところで追いついた。

そこからは、ただひたすら列車を引き離しにかかる。こういうときには、「この車で来てよかったなあ」と思う。羊蹄山を右にみながら、目標の駅までかっとんで行った。

目標の「塩谷駅」に到着。ここでは前回跨線橋の上から撮影を行ったが、今回は線路に下りて撮ることとした。

ここは小樽の一つ手前で、交換列車があり停車時間も長いため、たくさんの鉄ちゃんや見物客でにぎわっていた。その中をかき分け、とりあえずホームに上がって列車到着を待った。

西日が赤くなって来る頃、「ニセコ」は到着した。ホームの雰囲気と相まって、一気に20年くらいタイムトリップしたような気分でもある。

塩谷駅構内から ゴーグルがかっこいいぜ

 ここ塩谷駅でのハイライトは、なんと言っても、発車シーンであろう。鉄ちゃんのほとんどはこのためにここへ来てると言っても過言ではない。よって小樽側の駅構内端は、黒山の人だかりだ。我々もそれをかき分けて、いい位置を陣取る。

汽笛一声、出発だ。黒煙がもうもうと立ち上がり、ブラストが徐々に早くなっていく。蒸機で一番いいシーンだと思う。

猛烈な黒煙とともに

Y君はビデオを回していたが、ちょうどいいところで周囲のおやじが「カーッ!!」と痰を吐いてしまい、その音がばっちり録音されてしまった、と憤慨していた。ビデオマンには気を使いましょう。

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