消えゆく鉄道'96 その1

札沼線

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 女の子が降りてきた。で、親父さんが迎えに乗ってきたのはスノーモビル。なんかかっこいい。

 家路につく親子

 

 周囲も暗くなってきた。いよいよ撮影も終わりだ。近くの跨線橋から、停車する列車をバルブで撮る。まかりなりにも新品電池なので、キッチリ撮影できた。

 暗闇に煌々と灯る

 これにて夜を迎え、札沼線の取材は終了した。

 雪深い北海道のローカル線は、えもいわれぬ雰囲気を持っている。一回来たらまた来たいと思ってしまうのは、当然の心理であろう。特に札沼線は、森の中あり平地ありで、路線の表情も豊かだ。筆者のもっとも好きな路線のひとつである。キハ53亡き今、車両的魅力は薄れているが、路線の雰囲気は、まだまだいいものを持っている。石狩当別から先の存続は厳しいものがあるが、願わくば、いつまでも残っていて欲しいものである。

 去りゆく列車と残されたホーム

00.12.3

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