消えゆく鉄道'96 その2
●鶴見線
■ 2 ■
ところが、電車がホームに着いた途端、景色が変わった。
のわっ!!
単行のクモハ12から途切れなくあふれ出る人、人、人。
いったいクモハ12の定員は何人なんだろうと思わされるくらい、大量の人が吐き出されてきた。そして、ホームに、線路に、踏切にと、あちこちに黒山の人だかりが、それこそ瞬く間にできてしまった。
クモハ12は大人気だ
いつの間にか、駅の周りにもたくさんの車があふれている。我々が着いたときには、他に車の気配すらなかったというのに。
電車が着いたときとは打って変わった喧噪の中、再びたくさんの乗客をのせて、電車は武蔵白石へ戻っていった。もちろん駅周辺には大量の人が残って、去っていく電車を眺めていた。
人が写らないように撮るのも一苦労
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