消えゆく鉄道'98 その2
●北陸本線
■ 3 ■
若狭湾に沿って、敦賀へ向かう。敦賀には10時頃に到着した。風がすごい。なぜ我々が行動するといつも悪天候なのだろう?爆音の8号線をさけて、静かな山の中へ入り、適当な空き地で車中泊だ。
翌朝、7時に起床。カーナビを頼りに、名物ループに近づくものの、ループ線には写真を撮れるようなところなど無い。下調べはおろか、時刻表すら持ってくるのを忘れた我々が、素直に撮影ポイントに近づけるわけはない。・・・と思ったが、適当に走っていると、具合のいいS字を発見。とりあえず粘る。
いや、くるわくるわ、特急が。ちょっと待ってればすぐに来るので、列車名など考えずに撮るなら、時刻表など無くても十分だ。列車接近警報もいたるところにあるので、とても便利である。
フィルムの残り弾も少なくなり、最後に新疋田駅のそばで撮影。ここには鉄ちゃんも数人いた。おばちゃんが田んぼで農作業しているすぐ横で撮影。しばらくして、一人のおじさん鉄ちゃんがそのおばちゃんのところへ来た。と思ったら、二人して車に乗って帰っていった。なんと夫婦だったとは。じいさんは線路へ鉄ちゃんに、ばあさんは田んぼへ草取りに、というところか。
サンダーバード雷鳥
「直流地域」な人間にとっては珍しい455系
ここでの「本命」ボンネット485系
昼の鐘が鳴ったところで撮影終了。さて帰りましょう。帰り道では、一宮にあるしゃぶしゃぶ食い放題へ行こうと、22号を下るが、なんとそのしゃぶ屋はつぶれてしまっていた!!かなりショックである。
結局豊田の焼き肉食い放題を食べ、そのままインターへ。最近は少しリッチになって、帰り道は高速というパターンが多い。そんなわけで、家には20時には到着。やー、高速の威力はすごいなぁ。
強行軍ではあったが、撮った列車も多かったせいか、久々に「鉄ちゃんしたなぁ」という撮影行であった。北陸本線は、フィルム不足という憂き目を見たが、そんなに遠くはないし、名鉄谷汲線と併せてリターンマッチを企画中だ。
98.5.4
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