消えゆく鉄道'99 その1

茨城交通

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 ついに世紀末1999年を迎えた。予言どおりなら、鉄ちゃんできるのも今年限りである。そんな重要な年の鉄初めは、田舎の正月の風景、その中を走るノスタルジックな車両たちを求めて、茨城県へと向かうことに決定した。

 目的地は、気動車天国、茨城交通である。

 現役で動くキハ10型を所有する同鉄道は、気動車ファンの聖地的存在である。未だその実物を拝んたことのない我々は、特に差し迫った廃線がなく暇な今年の正月、そこへ足を向けることとした。

 出発は1/2夜。いつものとおり、Y君を本社に召喚し、出発。いつものとおりのルートで、首都高三郷インターを抜けた。その後はいつもなら6号の人となるのだが、お年玉気分なのか、今回はそのまま直進し、常磐道を爆走。石岡で降り、その先は6号線で、勝田へと向かう。

 勝田についたのは、日も変わって1時ごろであっただろうか。まずは起点の勝田駅を徘徊するが、何もめぼしいものはない。とりあえず夜のうちにロケハンしようと、線路沿いに走り始めた。

 が、なかなか良いポイントがない。結局終点の阿字ヶ浦まで来てしまい、ここで寝ることとした。明日の気動車天国を夢見ながら…

 

 翌朝、列車のエンジン音で目覚める。窓の外を見ると、ホームにいたのは、いわゆる新型気動車。情報集めを何にもしていなかった我々が悪いのだが、もっとノスタルジックな奴が走っていると思い込んでいた我々は、列車を目視したあと、再び夢の中へ突入してしまった。

 どうでもいいので、形式は失念

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