消えゆく鉄道'99 その4
●小湊鉄道
■ 6 ■
さて、もうかなり夕暮れだ。撮影もあとわずかとなってきた。急いで上総鶴舞駅まで行く。
ここは関東の駅百選にも選ばれている駅で、緩やかなカーブを描く広めの構内が美しい。
上総鶴舞を出発
そして長い5月の太陽も、ついに日没を迎えた。もう空は薄暗くなってきている。最後に立ち寄った上総川間駅で、水田に映り込んで停車する姿をとらえて、撮影はお開きとなった。
ゆらめく水面
すべての日程を終えた我々は、進路を北に取り、飛行機見物のために成田空港へ向かったのだった。
小湊鉄道は、初めて訪れたわけだが、これほどまでに叙情的な鉄道だとは正直思わなかった。
特に水田との組み合わせが印象的なこの線区、こんどはぜひ秋に訪れてみたい。稲穂を背に走るディーゼルカー。これこそ日本の正当派ローカル線だと思うのは、筆者だけではないはずだ。
01.5.31
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