過去の栄華 3.ドリーム交通 02/12 ■1■

過去の栄華 その3

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ドリーム交通

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今回、一枚の図面を手に入れた。

「 信号自動列車制御配置図 」 である。

信号機のレイアウトを書いたものだ。

 

たった1枚の小さな図面ではあるが、そこからいろんな事が読みとることができた。

 

今回は、その図面を基に、ドリーム交通の保安システムについて調査・考察する。

 

※なお、このコンテンツで紹介する写真のうち、白黒写真のものはすべて「STUDIO MINI」氏所蔵のものである。
また、文責はこのページの管理人にあるが、内容の保証をするものではなく(あくまで私個人の考えと取っていただきたい)、事実に反する内容があっても責任を負うものではない(とはいえ誤りの指摘は大歓迎します)。

 

■1.保安設備概要

日本モノレール協会発行「モノレール1966年NO.7」によれば、ドリーム交通の保安システムは次のようなものであったとされる。

 


「信号保安設備」

信号設備は通常よく見られる2位色灯信号機で地上に設備されている。閉そく方式も運用面から票券閉そく方式となっている。自動列車速度制御装置(ATC)は地上に置かれた送信機より電車線に信号種別に応じてFS変調された搬送波が発信され車上受電器で受電し、受信機でこれを周波数弁別し信号に対応した信号継電器を働かせ論理装置でこの信号指令値と速度発電機から得られた列車速度とを比較し列車速度が信号速度より高いと自動的にブレーキがかかるようになっている。制限速度は次の5種である。

60km/h:最高速度
30km/h:転てつ器および150mR曲線部など
15km/h:入換および退行運転
01:地上信号機停止現示時常用ブレーキ
02:絶対停止、非常ブレーキ

自動列車定位置停止装置(ATS)は運転手がブレーキ操作しないでも自動的にブレーキがかかって駅または信号所の定位置に停まる装置である。軌道けた側面下方にパターンベルトがはってあり、このパターンベルトにはループコイルが巻かれていてこの標点を通過する時受電機で捉えた電波を弁別し、これをパルスに替えて毎秒当りのパルス受信数が一定になるようブレーキ力を制御している。

 

これらの保安設備がどのように動いていたか、そしてそれらの現在はどうなっているかをたずねてみよう。

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