過去の栄華 その6

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蛇松線(沼津港線)

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明治21年、蛇松線は建設された。

東海道線の建設資材を、狩野川河口から陸揚げし、沼津駅に運ぶための路線であった。

東海道線の建設が終わると、こんどは沼津港で水揚げされた海産物や、漁船の燃料輸送で、活況を呈したようだ。名前も、沼津港線と変わった。

しかし、道路網の発達で鉄道の必要性は無くなっていき、昭和49年、廃線となった。

 

線路跡は、割と早い時期(おそらく20年以上前)に、ほとんどの区間が緑道として整備された。だが、一部には、当時の面影を残すものが、わずかではあるが残っている。

今回はそれをたどってみることにしよう。

 

起点は沼津駅だが、ここには痕跡はない。最初に姿を現すのは、白銀町だ。

 

ここの右手の倉庫は、蛇松線に沿って建てられている。カーブしたホームのむこうに、線路が見える。

 

そして、そこを左に向いたところが、蛇松線の跡地、蛇松緑道の始まりだ。

 

ずっと公園として整備されているので、地形以外には線路跡らしきものは残っていない。

渋滞の原因となっていた、国道一号線の踏切も、いまは遊歩道の橋が架かっている。

 

ときどきわずかに残る、踏切を埋めた跡が、ここが線路跡であったことを静かに語る。

 

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