消えゆく鉄道'99 その3

蒲原鉄道

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 その後は加茂に向けて、市街色が強くなっていくのとひきかえに、線路跡はどんどん姿を隠してゆく。

 もう線路跡調査も終わりかと思った、加茂まであと少しの地点で、我々はさらに感動的なシーンを目にした。

 夕日に聳え立つ、陣ケ峯駅跡だった。

 影のみが映えていた

 こりゃもう登るしかないと、勢いよく駆け上がっていったが、何せ荒れるに任せの廃線跡、いつ崩れるやも知れぬホームは、かなりスリリングであった。

 とりあえず加茂まで行き(このときはなにも見つけられなかったが)、本日の蒲原鉄道の調査は完了した。

 そして我々は、一路次の目的地、新潟交通へ舵を取った。

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