消えゆく鉄道'99 その6

紀勢本線

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 御坊から次の目的地、紀伊長島へ向かうのには、意外と距離がある。

 今回我々は、山中越えルートを選択したが、これまでの寝不足もあり、予想以上につらい道のりだった。

 撮影予定地に入ったのは、1時前後だったように記憶している。Y君はビールを飲みたがっていたが、この時間では自販機はだめだし、コンビニは最寄で10km先だ。仕方なくお茶で我慢し、近所の空き地で寝る。

 大変快適な睡眠を過ごした。山間であることもあって、すごく涼しかったのだ。加えて寝不足の補完をするかのごとき深い睡眠。この夏一番の快眠であったと言えよう。

 朝はキハ58のエンジン音で目が覚めた。これも贅沢な起床だと思う。

 そして、朝一のビッグイベント、DD51重連貨物を狙う。ここは名物のS字カーブ。日も昇ってきた。期待度もあがる。

 ……。待てども待てども、貨物は来ない。

…これは違う

 「南紀」や、キハ58が通過していったが、目的の貨物は結局来なかった。

同地点を行くキハ58

 一応情報誌の時間を見て、待っていたのだが…期待が大きかっただけに、残念度も計り知れない。

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