消えゆく鉄道'96 その4

久大本線

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 相手が普通列車、しかも客車列車ともなれば、その速さというか遅さは、容易に想像できる。そういう相手は、即、追っかけだ。

 国道から見上げるところにある駅、杉河内でその1825列車には簡単に追いついた。

 頭上の杉河内駅を出発

 そして、その先で線路をアンダークロスした後、サンルーフを解放し、走行中の車から撮影。ハイルーフ車の最大の利点である。

 国道をわたる

 さらにしつこく追っかけ。豊後森の西側に広がる水田地帯まで先回りだ。細い農道でやはり屋根から顔を出して待っていると、これで3回目の顔合わせとなる、3両編成の12系がやってきた。

 あいにくの曇天が残念

 このあと、1825列車は、夕方の1826列車になるまで、豊後森駅で長い昼寝だ。

 時間はまだ9時前。朝っぱらから派手な追っかけは、やっぱり疲れる。杉河内駅のすぐそばにある、水飛沫も涼しい慈恩ノ滝で、昼寝。向かいの鉄橋を、「ゆふ」が轟音を立てて駆け抜けていく。

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